松戸公産株式会社

マッピー弁財天の由来

弁財天の石祠（いしぼこら）の発見

この弁財天の石祠（いしぼこら）は、平成19年6月に千葉県松戸市本町にある松戸公産株式会社の旧本社ビル解体に向けて片づけを行っていた際に、大金庫室より発見されました。
石祠の表面には「弁財天」、横面には「明治二十一年建立」と彫られていました。
元々、旧本社ビルは川崎銀行松戸支店として大正八年に建てられた建物ですが、この弁財天の方が古いものであることが判ります。大金庫室にあった経緯は不明です。この大金庫室は19平方メートルの広さで、天井までの高さが４メートルほどありました。主に資料庫として使われていました。

弁財天石祠が建てられていた場所

現在では、この弁財天の石祠が建立された当時の面影をしのぶことは難しいかもしれませんが、江戸・明治の頃、松戸は江戸川による舟運（しゅううん）で栄え、本社ビルの場所は当時、旧水戸街道と江戸川の船着き場へ向かう旧河岸通りが交差していたところで、多くの人々が行き交っていました。このような賑わう場所に、音楽、学芸そして富財の神として、様々な御利益があるとされる弁財天を祀る石祠が建立されたのは、ごく自然のことであると推測されます。

マッピー弁財天の命名

松戸競輪場では、幸運を呼ぶキャラクターとして「マッピー」を展開していました。そこで、発見された弁財天の石祠（いしぼこら）を「マッピー弁財天」と命名し、松戸競輪場にご来場される数多くのお客様に、「沢山の御利益」がもたらされるよう、お祀りしています。

平成十九年八月吉日
松戸公産株式会社

マッピー弁財天のある場所